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淋病の自覚症状、妊娠への影響は?

淋病は女性が感染した場合、自覚症状がないことや症状が出たとしても軽いもので感染に気がつかないことも多いのが特徴です。
一方、男性は症状が強く現れ、男女で感染した際の症状の出方が大きく違います。
男性の場合は、激しい尿道炎の症状が現れ、尿道口から多量の膿がでます。
これは淋病感染の特徴的な症状で、男性は他の性病とも判別がつきやすいです。

このように激しい尿道炎の症状が現れる男性とは異なり、女性の症状おりものの量や臭いの変化など初期症状は軽度なものです。
進行してくると膿の混ざったおりものが出ることや、下腹部の痛み、不正出血、外陰部のかゆみ、性交痛、排尿痛、子宮内膜炎、卵管炎などの症状が出てきます。
軽度であればおりものの変化で済むものの、淋病が進行すると子宮内膜炎や卵管炎、骨盤腹膜炎などになってしまいます。
これらの症状は不妊の原因になるため、淋病を治療せずに放置をすることは妊娠への影響は大きいものです。

また、女性の場合は不妊以外にも様々なリスクがあります。
卵管などの炎症は子宮外妊娠の原因となります。
子宮外妊娠は子宮に着床するべき受精卵が卵管などに着床してしまうことです。
子宮外妊娠は妊娠を継続できないだけではなく、卵管破裂を引き起こし命の危険もあります。
子宮外妊娠以外にも淋病感染に気が付かづに妊娠することにもリスクがあり、早産や死産のリスクが高くなります。

妊娠中、何事もなく過ごせたとしても、淋病は出産の時に赤ちゃんへの感染もある病気です。
産道を通ると感染する危険がありますが、赤ちゃんが淋病の菌に感染してしまうと結膜炎、敗血症、関節炎、髄膜炎、鼻炎、膣炎、尿道炎など様々な感染症にかかるリスクがあり危険です。
特に結膜炎は淋菌性結膜炎と呼ばれ、生後2日から4日の潜伏期間を経て発症します。
淋菌性結膜炎の症状は目から多量の膿が出ることや結膜が真っ赤に充血しするなどです。
まぶたが腫れてしまうこともありますし、症状が進行すると、角膜のにごりや角膜に穴が開くこともあります。
症状がひどくなると失明に至ることもある恐ろしいものです。

淋病の最新治療法をご紹介

淋病は男性は症状が強く出ることが多いですし、女性は症状は軽いもののどちらも放置しておくことは危険です。
疑わしい症状があった場合は検査を受け感染していた場合は早期に治療を行うことが大切です。
淋病の治療は基本的に注射で薬を一度打てば終わります。
注射をするのは腕の静脈かお尻の筋肉です。
この時に使用される薬は抗生物質で、現在使われることが多いのはセフトリアキソンやスペチクノマイシンです。
セフトリアキソンは静脈やスペチクノマイシン筋肉に注射をします。

淋病の治療においてはセフトリアキソンが主流となっていています。
その理由としては、一回の投与で性器だけではなく喉に淋菌が感染していた場合に同時に治療することができるからです。
淋菌の感染者の30%から70%は喉への感染が確認されているため、同時に治療を行えることは重要です。
注射だけではなく点滴で投与されることもあります。
また、症状が進行して重症化している場合は一回の投与では治療が終わらずに数日間投与しなければならず治療期間が長引くこともあります。

現在、最も淋病に対して効果があるとされているセフトリアキソンですが、アレルギーなどがある場合使用することができません。
そのような場合にはスペチクノマイシンが治療に用いられることがあります。
しかし、喉に感染していた場合の治療効果は高くないため、その場合は飲み薬を併用して治療が行われます。
飲み薬として使われる抗生物質はジスロマックやミノマイシンなどです。
これらも淋菌に対しての効果が認められてはいるものの、菌が薬に対して耐性を持ってしまっていて効かないことも多くなってきているため、アレルギーなどの特別な理由がない限りはセフトリアキソンが使われます。

もし、淋菌の感染に気が付いたらパートナーとともに治療を受けることが大切です。
潜伏期間があるため、感染に気が付いていないだけで二人とも感染している可能性があります。
一方が感染したまま治療を行っても性行為を行えば再び感染してしまう危険があります。