• ホーム
  • クラミジアに自覚症状はある?

クラミジアに自覚症状はある?

薬を飲む男性

性病の中で感染者数が日本で一番多いとされる性器クラミジア感染症は、自覚症状が乏しいことが多いためになかなか気づかれない病気です。
また感染してから発症するまでの潜伏期間も長く、しかしその間に行った性交渉にも感染リスクがあるということも、感染者数を増やす原因になっています。

クラミジアの自覚症状は、女性ならば水っぽいおりものが増えたり、膀胱炎になったりというものが挙げられます。
けれどクラミジア感染症でなくとも起こりうる状態ですので、疑っていない限り気付きにくいものです。
妊娠検査や不妊のために婦人科を受診して初めて気が付いた、という例も多くあります。

男性であれば女性よりも症状ははっきりしていると言われています。
尿道炎や前立腺炎で痛みと発熱をきたしたり、尿道口から膿が出たりと普段と違う反応が起きるので、比較的気付かれやすいです。

咽頭に感染した場合は違和感や、喉の奥の粘膜に白い膿が出てきたりします。

しかし男女いずれの場合も、全くの無症状で経過することも珍しくはありません。
進行して重症化してやっと気づくということも十分あり得ます。
静かに忍び寄り、それでなお影響を残していくので、とても怖い病気であると言えるでしょう。

治療方法はクラミジアに効果を持つ抗生物質を内服することです。
アジスロマイシンが成分のジスロマックや、レボフロキサシンが成分のクラビットなどが治療薬として選択されます。

しかし、最近はそれら抗生物質が効きにくいクラミジアも増えてきています。
薬を飲むとクラミジアの数が減り、一見症状が消えて完治したように思いがちです。
よって指示された内服期間をしっかりと守らないなどといった中途半端な治療をする人が出てしまい、生き残ったクラミジアが薬に耐性を持ってしまったのです。

クラミジア治療は症状の消失ではなく、粘膜を再検査してそこにクラミジア・トラコマチスがいないことを確認出来て、はじめて終了となるのです。

抗生物質でクラミジアは治る

クラミジアの治療は抗生物質を投与することで行います。

基本的には内服で、選択される薬剤はジスロマックやクラビットといったものが多いです。
ジスロマックは主成分をアジスロマイシンという、マクロライド系抗生物質の一種です。
またクラビットの成分名はレボフロキサシンと呼ばれ、ニューキノロン系という抗生剤の中のひとつです。
両者とも薬効を示す範囲にクラミジアを含む薬剤で、その他感染症にもよく使われるメジャーなものです。

クラミジアに感染したかもと疑った時は、症状のある場所で受診する科を選択し、そこで粘膜の検査を受けてから薬を処方してもらいます。

女性で、性器で性交渉を行っていたならば、もしくは疑っている場所が性器であるならば、受診するのは婦人科です。
もしも膀胱炎が主症状であるなら、泌尿器科の受診になります。
これは男性の場合も同様です。

オーラルセックスによって咽頭に感染をした場合は、耳鼻咽喉科を受診します。

よくわからなければ、その科がある病院は少なくはありますが、感染症内科や性病科を受診すれば問題ありません。
いずれの場合も診断がつけば、抗生剤物質の投与を受けられるでしょう。

検査を受ける時期があまりに潜伏期間の初期であると、クラミジアの数が少な過ぎるために検査をしても場合によっては陰性となることもあります。
怪しいと思っているのに結果が陰性だったならば、時間をおいて再検査することも考慮します。

治療は性交渉を行うパートナーと一緒にしなければなりません。
指定された期間、指定された量の薬をきっちり内服して、しばらくして行う再検査でクラミジアが陰性であれば治療完了です。

耐性を持ったクラミジアに感染していた場合は、そのクラミジアに効果がある薬を調べてもう一度別の薬を飲む必要があります。